のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

ミュージシャンはこの世で一番素敵な職業です     

今年上半期の、ワタクシ的人気アーティストBEST3は、浜崎貴司(およびFLYING KIDS)、Curly Giraffe(高桑圭)、RADWIMPS、fishing with john、玉城ちはるkiroroじゃないよ、タマキチハル)が挙げられましょう。

それぞれのアーティストについて、いろいろ、いっぱい語りたいことがあるんですけど、実際に身近な人々つかまえて各々がどんなにステキかを語り出すと、けっこう相手はヒク(笑)。で、私自身、熱狂的ファンの皆さんの「私だけが○○の××な魅力を知っている」的な物腰には十分ヒイてしまうので、そーゆーのはなるべくやめようと思っておるのです。実際、無名時代から追っかけてきた、みたいな自負が持てるファンではなく、後乗りで好きになるのが常なので、なるべく密やかに、目立たぬよーに、はしゃがぬよーに、似合わぬことは無理をせず、人の心を見つめつづける、時代遅れの男になりたい、・・・ってそりゃ阿久悠作詞・河島英五歌唱の「時代おくれ」ですがなー、しかも私「女」ですがなー、・・・などと言いつつ、ワタシ尺度のファン道を極めたいと思ってるんでございます。

その中のひとり、高桑圭さんは今やベーシストとして引っ張りダコです。
COCCOBONNIE PINK、ラブサイケデリコ、佐野元春とまぁーあそこにも、ここにも、というくらい、音楽番組に出まくりです。高桑さんの1人ユニット、Curly Giraffeでファンになったというのに、こんなに頻繁に、バックでベース弾いたりコーラスしたりする高桑さんが見られるなんて、幸せ。でもちょっと淋しい。なぜなら目に触れる高桑さんはあくまでバックの人だから。明日(今日か?)はサマソニCurly Giraffeとして登場するっていうのにねえ。そういう姿を、早く見てみたいねぇ(涙)。

そうそう、8/11の読売新聞に佐野元春のインタビューが載っていました。
元春はそれこそデビュー当時から応援し続け、ライブにも数多く出かけた大好きなミュージシャンです。歳がバレるか?(元春は私よりずっと年上ですよ、念のため)

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/news/20070802et06.htm

>>前作「THE SUN」から3年。今作は10年来活動をともにしてきた熟達のバックバンド「ホーボー・キング・バンド」をいったん離れ、新たな演奏家を集めてのレコーディングとなった。前作の完成度に納得しているので、別の方向性を模索したという。管楽器の使用などを抑え、「自分の言葉を前面に出した音楽に向かおうと思った」という。
 「コヨーテと呼ばれる男」なる主人公を設定し、彼が出会った女性や友人たちとの物語という形式を採用。想像力を膨らませやすくした。

 「昔はライブで歌うことを前提に、シャウト(叫び)、シャウトで作っていたんですが、今は自然な音域で歌っている。音楽を音楽として楽しむようにね」

 「メロディーがあまりに魅惑的に響いてしまうと、言葉の意味合いが後退する。言葉の意味合いを強調するとメロディーが薄れる。一番いい接点が、どこかにある」<<


上記のレコーディングのために集まった「新たな演奏家」の中には高桑圭さんもちろん入っていて、「KOYOTE」アルバム発売時には、そのメンバーによるバックバンドを従えて、佐野さん精力的にテレビ出演をこなしていました。

その際に、「約束の橋」や「サムデイ」など昔のヒット曲も歌ったのですが、ワタシ個人的には、昔より明らかにキイを下げ、昔のようには熱唱、シャウトせず、抑揚も抑えめに、ノドの負担もなさげに歌う元春が、なーんだかちょっと哀しくて、まぁこれがオトナになるってことなのかしら、と思いつつも、昔の曲をこんなに崩して歌うくらいなら、いっそ歌わないでほしい、と思ったりしました。

このインタビューによれば「昔はライブで歌うことを前提に、シャウト、シャウトで作っていたんですが、今は自然な音域で歌っている。音楽を音楽として楽しむように」とのことなので、まぁ、元春がそう思って、そのように歌っているのならいいかー、と思わなくもないけどー、いいんだけどー、元春が楽しく歌ってるのならそれで納得してもいいんだけどー、・・・・なんかちょっとモヤモヤするんだよ。

50歳越えてもシャウトし続けろ、なんてことは言いませんけど、なんか「自然な音域で」なんて言う元春を認めたくない思いが心の隅っこから消えないんだよねー。これってワガママでしょうか?