のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

こわれゆく世界の中で

さて年末借りたDVD4枚の中で、素晴らしく良かったのが、昨日見た、ジュード・ロウ主演「こわれゆく世界の中で」。

それにしても「こわれゆく世界の中で」って邦題、どうなのー?
ジュリア・ロバーツ主演「愛がこわれるとき」を筆頭に「こわれ」系のタイトルの映画は当たらんっていうジンクスがあるっちゅーに。
タイトルから内容伝わって来んし。・・・・SF? 戦争モノ?
ちなみに原題は“BREAKING & ENTERING”。これも何だかねぇ・・・・。(-_-)

なんつっても主演のジュード・ロウがステキ !
「2人の女性の間を揺れ動く」的な役をやらせたら世界一 !
ほとんど「地」でやってる感アリです。

ロンドンの都市再開発に取り組む気鋭の建築家、とゆー設定もお似合い 。彼が使ってるMacがワタシとおそろ←今じゃ旧型w

ジュリエット・ビノシュは「ポンヌフの恋人」を見て、このオンナは全女性の敵だわッ! と直感して以来、ワタクシ苦手でねぇ〜 、・・・なんてーの?「ワタシお野菜です、薄味の」と言いながら、中にドンヨリ肉汁をはらんでいるよーな、・・・ってアンタはロールキャベツか、みたいな(どんなんやねん?)、オンナとして非常に「魔」な感じがしたんですよ若い頃。
で、その後なるべく彼女の主演作は見ないことにしているぐらいなんですが、 今回は、大丈夫でした。彼女も歳食ったし(あ、オレもかw)。
・・・ってか、この役、ビノシュ以外ありえないほどのハマリ役でしたねぇ。

ジュード・ロウと同居している恋人(恋人以上妻未満)に扮する ロビン・ライト・ペンがまたいいんだ、これがー。
そーいやこのロビン・ライト・ペン、年末にショーン・ペンと離婚しちゃったとか。 この映画撮ってる間も夫婦関係ビミョーだったのかしら?とか思うと、これはなかなか過酷なお仕事だったろうなーとか思う次第です。

・・・・って、まったくどーゆー映画かワカランでしょ?

とにかく大傑作です。
ただワタシがもーちょっと若い頃だったら、これを「いい」とは思わなかったかも。
実際、Yahooなどのレビューを見ても若い世代は「どーにも理解できん」とか「感動出来ない」といった意見が多かったし。


しかしねー、セリフの1つ1つがグッと来るのよー。

ジュード・ロウって、男前なばかりか、 本当ォ〜に、いい俳優だなーと思うよ。

どんな暗く息詰まる局面でも、ジュード・ロウ演じる主人公は、 イギリス男っぽい皮肉なジョークを無意識にかましてるんだけど、 オンナはけして笑ってくれないんだよね。
そこで「クスッ」と笑ってみる余裕が、オンナにはないのだなー、

・・・・などと思ってみたりした。

まあ、深いところはオトナになってから、ってことで、まずは、ジュード・ロウのイロオトコぶりを鑑賞するだけでも 見る価値ある映画だと思いますww