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のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

「EUREKA(ユリイカ)」も面白かったね。

「サッド ヴァケイション」「Helpless」ときて、ようやく「EUREKA(ユリイカ)」を観たのでございます。今から約8年前の作品で、青山真治監督作品の中では最も評価の高い作品で、海外でもたくさんの賞を受賞してます。
何つっても上映時間217分! 
長かった。本当に長かった。
正直、途中よんどころない事情でDVDを2回止めた。・・・という、いい加減な見方であるので、あまり大したことは書けません。ましてやリアルタイムではなく8年も経っての鑑賞ですので。大河で堂々「篤姫」やってる宮崎あおいがランドセル背負って出てきますので。ああ、8年で人妻になるのねコレが、と思いながら、ヘンな感慨で観ちゃったわよ。宮崎あおいの兄・将くんがお兄さん役で出ています。彼は最近、俳優業はやってないんでしょうか? 

これで「北九州サーガ」3部作を見終えたことになるわけですが、3作見てようやく「なるほどねー」とわかることもあったし、3作は厳密にはシリーズものではないのでしょうが、やはり深く濃くつながっていると思います。ただ、3部作というのは周りが便宜上言ってることであって、3作で完結したわけではなく、青山監督の中でこれからもずっとつながっていく線上にまた別の作品が生まれるかもしれないという予感はいたします(回りくどいですね)。

サッド ヴァケイション」「Helpless」を観て、北九州全面協力でこんな作品が作られて羨ましい、是非我が熊本でもこんな映画が作られればいいのに、などと思ったのでしたが、なーんと、この「ユリイカ」のラスト、クライマックス部分は全編、阿蘇オールロケじゃありませんか! 大観峰から望む“涅槃像”阿蘇五岳、その手前に役所広司、宮崎兄妹! ・・・・まったくもってお恥ずかしい。ラスト空撮の阿蘇カルデラを観ながら明け方絶句ですよ。知らないことはやはり「恥」です。

改めて、ネット上の様々な映画評を観れば、青山作品の常なのか(?)、絶賛の声も多い一方で、全否定な意見も多くあるようですね。でも私は好きです。映画を観ている間、映画の中の空気を吸い、匂いを嗅いでいる気がするから。心地いいことばかりではないけど、それも含めていいと思えます。