のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

「自虐の詩」

何度も言いますが、堤幸彦監督のファンです。
今日本で一番忙しい映画監督でしょう。「まぼろしの邪馬台国」(東映系'08.11.1公開)の前に、いよいよあの話題作「20世紀少年 第一章」(東宝系'08.8.30公開)が公開されます。邦画史上最高額の制作費を費やす作品を任される緊張感、プレッシャーってどんなものだろうか、と想像してみたりしますが、監督のブログを読む限り、その重圧をバネにしてむしろ楽しんでいるようにも見えます。「スシ王子」と「まぼろしの邪馬台国」と「20世紀少年」は撮影・編集の時期が3作重なっていたようだし。一体いつ寝ておられたのやら。身体にだけは気をつけてほしいです。

さて、そんな中見た「自虐の詩」のDVD。ワタクシ原作のマンガも読んで公開に備えていましたが、またしても見逃しておりました(いつものことです)。
いやー、・・・・泣いた。もうね、最後らへんは、号泣。
ま、主演が中谷美紀ってこともあり、ちょっと「嫌われ松子」的なテイストもあるわけですが、ストーリーの転がし方とか、ちょっとしたところの脇役に「えっ!」と思う人が登場したりとか、堤監督らしい遊びが散りばめられております。

主人公・幸江と級友・熊本さんのエピソードは、昭和の貧しい時代を知る私などはキュンとくるねぇ。それに付随するエンディングが泣けるねぇ。
・・・ってもう、ストーリーに関わることは何も書けませんけどね、いい映画でした。あえて言うならこれはあくまでも中谷美紀の映画で、阿部寛演じる夫はキャラは強烈ながらわりと印象薄いんですけど、それはそれで良いのだと思います。
「幸も不幸もない」って「神も仏もない」とは違って希望のある言葉だなぁー。