のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

ずっとずっと見ていたい

iTunes貧乏とともにAmazon貧乏に陥りそうな今日この頃です。今日はTHE BACK HORNの武道館ライブのDVDが届きましたよ、ハイ。ちゃんと初回限定版が届くか心配でしたが、大丈夫でした。
KYO-MEIライブ~裸足の夜明け~ at 日本武道館 [DVD]
武道館というのは、とっても不思議な広さですね(行ったことないけど)。途轍もなく広いような、思ったより広くないような。・・・・最近続けざまに行ってる地元のライブハウスに比べりゃ、そりゃー広いわけですが、なんてーの? なんちゃらドームなどに比べると、会場の全体の空気が有機的な感じ。ま、それがバクホンバクホンファンが醸し出す雰囲気なのかもしれないけど。

ライブビデオとしてホントに秀逸で、カメラの配置もものすごく計算されてるし、しかも画角を変えるためのビュンと素早いズームやパンを効果的に使っていたり、それがまぁバクホンの歌の疾走感にすごーーく合っているわけです。

滑舌正しく圧倒的な声で歌い上げるヴォーカル山田くんのかっこよさと、バンドとしての音の熱さ、激しさ。でもって曲間のMC部分の朴訥なトークがこれまた微笑ましい。
ストリングスと共演する「キズナソング」は圧巻でしたねぇ。泣いてましたねメンバーも。「俺達もついにここまで来たんだなー。武道館だよここは。こんな日が来るとはなー」的なことを訛りつつ思っていたろうよギター栄純ほかメンバーみんな。もらい泣きですよ、もう。
純粋で、男気いっぱいで、強くやさしい、・・・・本当にステキなバンドですよTHE BACK HORN。11/5、熊本でのライブが非常に楽しみです。


さてドラマ「風のガーデン」第2回終了。
ワタクシゴトですが奇しくも身内の年寄りが癌であることが判明しまして、なかなか平常心で鑑賞出来ない感じになった我が家なのですが、ドラマ自体はもう非常に倉本ワールド。細部に至るまで倉本聰テイストで見事です。
しかし倉本聰脚本のドラマ、演出するのは大変だろうなー。そーいやディレクターの1人の宮本理江子(旧姓:石坂)さんは脚本家山田太一のムスメですけどね。一応、この作品が倉本さん最後のテレビ作品ということなので、思う存分、倉本ワールド全開のドラマでいいのかもしれません。
ただどうしてもワタクシ的に受け入れがたいのは、中井貴一の若い恋人(?)役の平原綾香。ヘタだー。演技ヘタさ誤魔化すためか、映像はイメージ的に作ってセリフ後乗せ、みたいな手法が毎回出てくるんですが、なーんか気恥ずかしいです。平原起用は倉本さんのたっての希望だったようですがね。主題歌(ノクターン・歌詞付き!)歌うことに絡めての抜擢だとは思うんですが(正直あの役は、もっと美しい女優さんがやる方がよくはなかったか、と・・・・、あくまでも個人的な意見ですw)。

先日、緒形拳さんの9年前のドラマ「ディア・フレンド」というのを見ました。あのドラマで緒形さんは老人の役で、たぶん「風のガーデン」よりも年取ったおじいさんを演じていましたが、老けメイクをして腰を曲げていても、やはり「風のガーデン」の緒形さんの方が老いて見えました。まあ、当たり前なんだけど。これから80歳とか90歳の緒形拳の演技が見てみたかったです、本当に。