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のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

「チェ 39歳 別れの手紙」(ネタバレかも)

前回の日記に続き、本日「チェ 39歳 別れの手紙」を観てまいりました。
こちら「チェ 39歳」に比べれば、パート1のチェ・ゲバラはハツラツとしてましたねぇ。今回のチェと来たらもうハタから見ても「そりゃ無理ですよ、いくら何でも」とツッコみたい感じではあるのですが、チェいわく「革命においては、勝利か、さもなくば死しかない」ってくらいで革命家たちは突き進むしかないのであります。
そりゃ史実に基づいてるわけですからゲバラが死なずに済む結末などないわけですが、それでも、ああそれでも!・・・・無念です。ゲバラを演じるデル・トロも素晴らしかったですけど、映画2本見る間にゲバラが好きになってましたよ、エエ。
いえ私、いかなる場合でも武器持って戦うことには賛成できませんし、ゲバラの言う革命について理解できないところも多いんですけどね。映画の中でゲバラが「この闘争はある種の機会を我々に与えている。最も崇高な類の人間である“革命家”になる機会を。また人間として最も純粋な形で成熟する機会を」と語る場面があり、この力のある言葉とは裏腹に部隊は食料も武器も底をつき、満身創痍。それでもゲバラは純粋にそう信じていたんですねぇ。
パート1もそうでしたが、ゲリラ戦の臨場感は圧巻ですね。草生い茂る山また山、空腹、重傷の仲間を搬送しながらの銃撃戦。・・・・観ていても疲れます。おまけにゲバラは重い喘息の持病アリ(山はアレルギーの人にはツライよ実際)。
周囲の山々をじわーっと360°パンするとさ、山肌を、ジワジワと兵の群れが降りてきてるじゃん、ものすごい人数が。あの辺の追いつめられ感はスゴイです。
REDというコンパクトな高性能カメラが多用されていて、兵士の「見た目」のような映像が、何とも不安でヒリヒリした感じを醸し出しております。

余談ですが、このチェ・ゲバラを描く2つの映画は、「チェ 39歳 別れの手紙」のラストシーンから遡るように撮影されたんだそうな。「デル・トロの体重と髪型を考慮して」ということらしいです。映画見るとなるほどと思うわけですが、演じる上では相当難しいことでしょうけどねぇ。デル・トロは本当にスゴイ俳優だと思います。当代一セクシーな俳優と言われるのもわかりますよー。パンフにもありますが、村の子ども達とカメラを手に戯れるシーンで見せるあの笑顔。たまらんです。

ちなみに3部作ではないんだけれども、先に「モーターサイクルダイアリーズ」観ていて本当に良かった♪