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のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

「ヤノマミ」再び

「ヤノマミ」がNHKの地上波で放送されました。
前回、BSハイビジョンでは途中から見たのですが、今回のものとたぶん同じ内容だったと思います。しかし深夜のBSでひとり観るのとゴールデンの地上波で家族と観るのとではかなり感じが違いました。
9時台にこのドキュメンタリーを放送するっていうのは、それなりに大変な決断だったのかもしれません。もし子供と一緒に観ていたとしたら、説明しなくちゃいけないことがたくさんありそうです。生と性がむき出しの、この上なくシンプルな暮らしぶり(いいすか、シンプルってこーゆーことっすよー。ロハスとか言ってる場合じゃないッすよ実際)。田中泯氏のナレーションがまぁー重たいこと(作品には合っているんだけど)。

「森に生まれ、森を食べ、森に食べら出る、・・・・森に生まれ、森を食べ、森に食べられる」・・・・・この呪文のような、命の営みの連鎖。

でも、アレですよね、・・・ヤノマミが言うところの「精霊に返す」ってことが我々の社会では子捨て・子殺しであり、ローティーンで妊娠させられるっていうのはレイプだったり小児性愛だったりということになるわけです。そういうのはよろしくないことです、というのを教える、知るのが「文明」だとすれば、ヤノマミがこういった風習を1万年以上続けている、ヤノマミがヤノマミとして生き続けている現実は、ある意味地球レベルの「実験」のようにも見えてきます。

これはすごいと思いました、改めて。しかし、まだ足りない。もっと観たい。150日密着取材したんだから、何回シリーズかに分けて放送されるかもしれません(そう祈っています)。

しかしこのような密着取材ができるのも、こんなダークなトーンのドキュメンタリーに仕上げてオンエアできるのも、NHKだからですよね、やっぱ。

【追記】
14日深夜(日付は15日)0時45分からNHK総合で再放送されるようです。見逃した方は是非ご覧ください。