のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

「ヘブンズ・ドア」(ネタバレあり)

DVDにてようやく長瀬智也主演の「ヘブンズ・ドア」を観ました。公開時、息子は劇場に見に行って「ラギッド・ミュージアムとか出てきてもーそれだけでテンション上がった! まぁーDVD出てから観ればいいような映画かもしれんけど、オレは好きだった」などと申しておりまして、「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアス初の実写映画作品だし是非観たい! と思いつつ、忙しかったり上映期間短かったりで、劇場で観ることなく予定調和なDVD視聴とあいなった。ごめんマイケル。
で、観た感想。・・・・・なんかねーいちいち美しいのよ、映像が。マイケル・アリアスは本当に、絵を切り取る能力がものすごく優れているんだと思います。アニメ作品だった「鉄コン筋クリート」と実写作品である「ヘブンズ・ドア」、どちらにもまぎれもなくマイケル・アリアス的な絵づくりが感じられ、それを徹頭徹尾堪能しながら106分、十分に楽しめました。
ストーリー的には何かと不可解なところが多く、特に長塚圭史大倉孝二田中泯といった、せっかくのクセモノたちの役回りが非常に中途半端で何だかお間抜けな印象になっているわけですが、これはァー大森美香の脚本に問題があるのか、元々の原作であるドイツ映画からしてそうなのか? いずれドイツ版の方も観てみようと思いますが(DVDが出ておりましたので)、まーしかし、いろんな不具合をこの際スルーしてもいいくらい退屈な絵が1個もない映画でした。
マイケル・アリアス好きなんで、ちょっと甘くなってるかもしれませんが、いいんです。彼には今後もどんどん映画を撮ってほしいなー。
長瀬くんは絵になります本当に。この作品に限って言えば相手役の女の子が志田未来でも成海璃子でもなく福田麻由子ちゃんで本当に良かったと思います。