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のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

いかに嫌いか・いかに好きか

映画

カムイ外伝」、見てみなくっちゃねぇ。
ネットで見たニュースですけど、映画評論家の秋山さんが「カムイ外伝」について「仕立てが大味」等々の批評をしたことに崔洋一監督が憤慨して新聞紙上で反論したとのこと。以下、シネマトゥディより抜粋。

映画『カムイ外伝』を朝日新聞紙上で「仕立てが大味」と評した映画評論家に対して、同作の崔洋一監督が「売られたケンカは買う!」と中日新聞で反論した。
(略)9月11日付けの朝日新聞紙上にて映画評論家の秋山登氏が「(略)仕立てが大味なのが気になる。カムイがサヤカに熱を上げる青年がいるのに気付かない不用意ぶりは解せない(略)」と評したのが事の発端だ。
これに対し10月1日付けの中日新聞で崔監督は、「秋山さん、本当に映画を観ていたのですか」と映画評論家にいきなり真っ向から挑戦的。崔監督は「カムイと(サヤカを含む)半兵衛一家の夕餉を感情むき出しに覗き込む吉人に、苦渋と違和感の表情を見せるカムイの芝居を明らかに見落としている」と指摘し、秋山氏の「カムイの孤独がさっぱり伝わってこない」との評に、「勘違いしている」とばっさり。崔監督はカムイと同じ抜け忍のスガルとの体を張った対決に、カムイの孤独との戦いを描いたのを読み取っていない秋山氏を非難した。

まーとりあえず私などは映画を見ていないので判断がつきません。しかしねー、映画評論家は映画を批評するのが仕事なので、いいと思えばあらん限りの表現を使ってホメるだろうし、コレはちょっとと思えば、よろしくない(とご本人が思った)ところを指摘する、批判する、けなす、こき下ろす、・・・・・ま、影響力を持つ評論家のそーいった発言によって映画の動員が減るなんてたまったもんじゃない!と言いたい監督の気持ちもわかるし、何よりも自分が魂込めてつくった作品を誤った読み解きによって論じられるのは許せん!と言いたいでしょうよ、ええ、わかります。

でも一方、映画評論家のみならず映画館に足を運んだワレワレが、見終わった時に「なーんかピンと来なかった」もっと言えば「オモロなかった」という感想を抱いたとして、それに対し監督が「あなたはコレコレのシーンを見落としてはいませんか?」ってなこと指摘してくるのはなーんかオカシイような気もする。そう意図して作ったシーンがそんなふうに伝わらないってことは、監督や脚本や役者の方に問題があるのかもしれませんしね。
崔洋一監督は嫌いではない、いやむしろ好きですし、主演の松ケンも贔屓の俳優ですので見るつもりです。たとえ映画評論家が「なんか大味」と言っていても私にとって面白ければいいんです。・・・まー「やっぱり大味だった」と思う可能性もありますけども。

ちょっと話それるかもしれませんが、私自身も含めてわりとみんな、ホメるより批判する方が口が滑らかですよねぇ。自分の身近な人から芸能人の話題まで。何かこう、嬉々として「いかに嫌いか」「いかにムシズが走るか」を熱く語り合っている人の輪の中にいると、なーんか悪い「気」の中に取り込まれていくよーな気がするわ。・・・・って、自分はそーじゃないよーな言い草ですけど、明らかにその場のイニシアチブを握っていたりするんだ、その「いかに嫌いか自慢大会」で。
あーヨゴレてんなーワタシ。軽く反省。自戒。