のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

越える

この時期、バンクーバー五輪中心の生活になるのはある意味致し方のないことですよね。
まー今回は、時差の関係で明け方から昼下がりくらいの時間に主要な試合の生放送があるので、今流行りの「デキる女は朝4時起き」を実践できるチャンスなんですけど、いやー、いかんせん夜中にも、NHK「ミラクルボディー」の再放送とか、オリンピック関連のオモロイ番組があったりして相変わらず夜更かし。
まーしかし、いろんなドラマがございますねオリンピック。國母くんの論争は一旦収束して、今話題なのは男子フィギュアの「4回転論争」。「フィギュアの真髄はジャンプだけじゃないはず」と4回転を跳ばず金を獲ったエヴァン・ライサチェク、「4回転跳んで金を獲れないのは採点方法がおかしい」と主張する“銀”のプルシェンコ、・・・どっちの主張もワカランではないけれども、やはり全体的な構成とかワザの完成度とか芸術性とか、ま、何つーの? 見ててどっちが感動しましたか?魅了されましたか?っていうことで言うと、やっぱライサチェクの方が確実に上だったですよね、ええ。ふつー、あんだけ大きかったら演技のアラも目立つはずだし、大味な演技になりがち(偏見か?)ですけど、ライサチェクは長い手足を十二分に活かして何とも色気のある、彼しかできないスケーティングを見せてくれました。オトコマエですねぇ〜しかし。俳優にならんかな? 実際演技の勉強もしてるらしいですけどね、スケートのためかもしれませんが。
プルシェンコはなーんか調子悪かったのか、ひとつひとつの技のキレが今ひとつの印象。こんな軸のぶれたジャンプでよくコケないなーと感心はしましたが。
ってことで、果敢に4回転にも挑み、失敗したとはいえそれを引きずらず、渾身の演技で銅メダルを獲得した高橋はいい方向性を示した気がしますねぇ。

そーいやワタクシ、ステファン・ランビエールもけっこう贔屓なんですけど、トリノ五輪やその後来日した折りなどに見た時に比べ、なーんか精彩を欠いておりましたね。単に調子悪かったのか、しかしなんか老けた。以前はもっとシュッとした感じでしたよね。

でまぁー各方面、各ギョーカイが騒然としてる新キャラ(?)がジョニー・ウィアー。と言ってもこの方既に実績のある人ですがね。オリンピック直前に見た「世界まる見え」でたまたまジョニー・ウィアーのドキュメンタリーを紹介してたんですが、いやーこれがまぁーオモロくて。
彼には超仲良しの、おそらく一緒に住んでるらしい「親友(と番組では言っていた)」がいるんですけど、ま、その彼とのいちゃつきぶりとか、優勝インタビュー等での面白発言の数々(アメリカじゃ彼は奔放発言で人気らしい)ライサチェック登場以降のスランプと、長年師弟関係だったコーチとの決別、そしてバンクーバーに挑む!・・・という流れのVTRでした。
前から好きな選手でしたがますます好きになりました。フフ。五輪でのあの衣装! 背中と胸元がグッと開いたスパンコールきらきらのあの感じは男子フィギュアにはない、美川さん寄りの美意識でしたわね奥様。ワタクシの周りのBL好きな皆さんはもう一気にウィアーファンですよ。ウィアー・ザ・ワールドですよ(え?)。
残念ながらジョニー・ウィアー、今回あまり点が伸びませんでした。コレと言ったミスがなかったにもかかわらず。ミスしてないのに点が伸びないのはどうしてなのか??・・・・その辺も今回の4回転ジャンプ論争とも合わせて私の中ではちょっと謎。でもジョニー・ウィアーの演技が高橋を越えていたかと問われれば、やはり高橋の方が良かったと思います。
(報道陣から点数があまり伸びなかったことについて感想を求められジョニー・ウィアーはひと言「(高橋)大輔のスケーティングを見ていなかったんですか?」と返したんだそうです。なんてステキなジョニー。またファンが増えてしまいますねコレ)

ところで織田信成くんは残念でしたね。しかし五輪の晴れ舞台だってのに、織田くんが履いてたスケート靴があまりにボロボロでビックリしました。まー履き慣れた靴でないと感覚が変わるから、って理由かもしれませんが、高橋選手などは五輪前の練習で靴を月単位で何足も履き潰していたって話だし、織田くんもそうでしょう。靴は必要なだけ提供してもらえるんでしょうし、何足か「一軍」の靴があるわけではないのかな?
ま、それはともかく、既に練習の時から切れていたヒモを「感覚が変わるのが嫌で」切れたところを括って使っていた、そこが本番のジャンプで切れてしまった、と。
悔やんでも悔やみきれない話。泣くに泣けない、でも泣くしかないような話。・・・なんか織田くん可哀相だけど同情しきれない。ちっちゃくて可愛いけどもうオトナなんだし。靴はともかく、切れたヒモは取り替えた方が良かったんじゃ? 今さら言うのもアレですけど。
靴ヒモ切れた事件っつーと、ついトーニャ・ハーディングの一件を思い出してしまうわけですが、織田くんの場合は(いやもしかするとハーディングだって靴ヒモに限っては)ハプニングだと思うけど、果たして防ぎきれなかったことなのかどうか。悔やみグセがついてる気がしてならない織田くん。「オノレ越え」って難しいものですね。
キス&クライで横に座ってた、厳しそうなお母さんと、そろそろ離れた方がいいんじゃなかろうか?・・・と。余計なお世話ですけどね。