のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

GRAPEVINE「風の歌」を聴く

バインのNEWシングル「風の歌」が発売されましたー。いやー待ちましたー。今年GRAPEVINEは全国ツアーを行わず、様々なフェスに出演したり、長田PとのMALPASOなど意欲的なLIVEを行ったりと、なかなか遠征に行けない身からするとずーっと長いおあずけ状態が続いとるわけである。
哀しい。何かが、何かが足りない1年。バイン注入されないまま年越しだなんて切なすぎますわね奥様ッ!

風の歌

風の歌

で、NEWシングル「風の歌」。非常にストレートなメロディーと歌詞。ロッキング・オンのディスクレビューでも「・・・田中は、悲しみを明日に変えて先を描いてゆく、と歌う。明日を掴む、と安直にいかないところが彼らしいが、自らが音楽をやる意味と意志を高らかに鳴らせた傑作だ」云々と大絶賛です。いろんなことあっても前向きに生きていこうという気持ちになれる歌。そう「人生いろいろ」をバインが歌えばこうなるという・・・(違うか!)

で、またこのCDに封入されてたBOOKLET「風の跡」がまぁーファンにとってはこーゆーの待ってたのよとゆー秀逸なお宝特典!スタッフの皆様、本当ォーにありがとう!
何しろ田中氏自身が自らの詩を、厳選された10編について解説してくれるんだぜ。詩作当時の心情とか、狙いとか、詩に込めた想いとか。そして今その詩を改めて読んでどう感じるかとか。・・・これ、非常に興味深かったです。読んでいちいち納得。詳しくはCD買えばついてますので是非ご一読を。

そういや2年前ツアー中mixiにアゲてた日記で、田中氏は、
「俺が何を考えて歌詞を書いたり、メンバーが何を考えて曲を作ったりとは関係なく、聞いてくれてる人たちが、音楽に触発されて、それぞれの映像を見てくれれば一番だと思う。「心ここに在らず」というと誤解されるけど、それが正しい事態なのだ。ひとり、ひとりが違う感想を抱く。イヤなことを思い出したり、大事な人を思い出したり、はたまた、大事な人を無くしたことを思い出したり。俺の思いが届くか否かではない。そういう音楽の聴き方があってしかるべきじゃないだろうか」
と書いているわけですが(また引用しとるがな私!)、そんな田中氏が自分の書いた詩について率直に語って、今までよりさらに鮮明に、音楽に乗せた言葉や思いを届けていこうっていう意志表示をした、ということなんでしょうか、・・・・とかいうと陳腐に聞こえるけれども、そこんとこあえて照れずにやっていくんだ、という表明である、と。
・・・・ってね、なんかカタい表現になっちまいましたけれども、「風の跡」読むとバイン田中がどんだけ他に類を見ないアーティストであるかがよーくわかっちゃう次第。・・・個人的には「少年」のエピソードに感じ入りました。「少年」は田中自身「これはもっと歌っていかないといけないですね、これは・・・・すごく僕なので」と語る歌。そう思って改めて聴くと、ものすごく切ない。田中の少年時代を知る由もないのだが、見えてくんだよね。

さてこうなってくると来春初頭に出るというアルバムにも期待が高まります。で、もちろん新譜を冠しての全国ツアーも楽しみ!春ぐらいにゃやってくれますよねぇ?! 待っております!