元春とGRAPEVINEが共演した日〜THIS!2016〜
東京から帰ってきた。
今回の旅の主たる目的は、佐野元春が20年ぶりに開催するという「THIS!2016 」に行くこと。
会場の東京国際フォーラム、まぁーなんてジェントルでノーブルなハコなんでしょう。
ここで佐野元春とGRAPEVINEが共演するなんて!(中村一義さん、ないがしろにしてすみませんがよく知りません)
私の中のロックヒストリーがひとつにつながった、エポックメイキングなライブになったよ。
「約束の橋」と「サムデイ」をともに歌う元春とバイン田中。涙出た。
今活躍してるミュージシャンで少しでも元春の影響を受けてない人がいるだろうか? おそらくいないだろうよ。
GRAPEVINEも元春チルドレン、あるいは歳の離れた弟たちなんでしょ、腹違いか何かの。
バインのセットリストは以下の通り。
バインの奏力を堪能できる、良いセトリ。
元春はGRAPEVINEを高く評価していて、
「彼らのアルバムはサウンドデザインが本当に素晴らしい。僕もよく聴いています」
と言っていた。それを横で聞いている田中はとても嬉しそうだった。
ただ、会場は後ろの方に空席が目立った。
元春も冒頭のMCで「今日は後ろの方、ずいぶんゆったりしてるね」と微妙な表情。
5012席、東京でも埋まらないのか。たぶんだけど、元春のファン層はバインや中村一義をよく知らないのかもしれない。
あと、お盆だし平日だし、いろいろ残念だったかも。祝・選挙権ってことで18〜19歳を無料招待、という事前のアナウンスもあまり伝わらなかったようだ。
元春は来年もこの「THIS!」を主宰していくと言っていた。その復活第1回にGRAPEVINEが呼ばれたことは本当ォーに胸熱くなる出来事。
音楽の神様に感謝。
元春は神とかレジェンドとか呼ぶより音楽の妖精の方が私はしっくりくる。 (Tokyo International Forum)