のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

彼女の言葉は詩

7/31と8/7、2週連続NHK教育「佐野元春のザ・ソングライターズ」のゲストはムーンライダーズ鈴木慶一氏なのであります。
ともに白髪になったこのお2人が、今、詩作について対談するっていうのは、私などにはけっこう深ァ〜い感慨があったりします。
元春と鈴木慶一つったら、やっぱ佐藤奈々子の存在を忘れるわけにはまいりません。佐藤奈々子さんは、プロデビュー前後の時期の元春、そしてその後、80年代前半の慶一さん、それぞれと恋人関係にあり、2人のアーティストのミューズであったことは疑いようがないわけです。ま、元春ふうに言いますと、ある時期の元春は佐藤奈々子にインスパイアされてたくさんの素晴らしい楽曲を書いていたのだと私は思っております。
鈴木慶一さんは後にドラマーの鈴木さえ子と結婚(後に離婚)するのですが、それ以前、佐藤奈々子さんが加藤和彦プロデュースによりSPYというバンドで活動したあのあたりの時期、鈴木慶一と奈々子さんは恋人同士でしたよね。
いや、別にワイドショー的な相関図で語りたいわけじゃありませんよ。何て言うんでしょう、佐藤奈々子って人は、実際スゴイ人なんですよ。歌っても素晴らしいし、彼女の発する言葉も独特で素晴らしい。発する言葉が既に「詩」なんです。めっちゃクレバーで、しかもSEXYでかわいい。
そーゆー印象でした、当時は。
奈々子さんはまた佐野元春のトリビュートアルバムを企画し、COCCOやGREAT3(私の好きなCurly Giraffeこと高桑圭さんがベース担当)ら若いアーティストが多数参加し話題を呼んだ、とのことです(私は残念ながらこのアルバム聞いたことがありません)が、今の佐野元春with THE COYOTE BAND、さらにはCOCCOと高桑さんらとの関わりにも佐藤奈々子って人が多少なりとも、いやかなり大きく関わっているんじゃないかとも思えてくるわけです。深読みし過ぎですか?
今、奈々子さんは写真家として活躍、最近はCOCCOの「だいじょうぶであるように」の写真集なども刊行しています。もともとテレビなどのメディアにやたら出る人ではなかったですけど、今はどんな感じなんでしょう。きっと今も素敵なんだろうな。
あー今夜の「ソングライターズ」で元春と慶一さんが奈々子さんの話をするとは思わないけど、今や日本の音楽界の巨星となった2人が詩作をめぐりどんな会話を繰り広げるのか、期待は膨らむばかりです。