のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

こんな時期に愚痴たれますけれども

1年近く放置してしまった。書くことがどうしたってコロナ絡みになるし、そのコロナのせいで好きなライブにも一向に行けない1年。去年1月のGACHIスペシャル、山下達郎、それから何度も東京ライブに赴こうとするが叶わず、航空券、ライブチケットを無駄にし、近隣の福岡にすら足が向かなかった。

そうこうしてると、仕事が徐々に減り始め、このままだといよいよ3月にはレギュラー消滅。ここ20年レギュラー途切れたことはなかったのに。

 

代理店もプロダクションもテレビ局も「誰のせいでもない、コロナが悪いんです」と口を揃えるが、一向に慰められない。

 

担当番組は今も好調。視聴率はゴールデンタイムで12%前後取れていて、ファンもついてるんだがな。何で終わらなきゃいけないのかな。あの番組は残ってこの番組は終わる、そこら辺の線引きも曖昧。

 

フリーランスは、いや私は、いつもだいたいこんな目に遭いがちだよなぁ。

視聴率も堅調で撮影クルーも良いムード、周りからの評価もまあまあよろしく「すごく楽しみに見てます」などと言われ、ちょっといい気持ちになりかけると、不況とか、災害とか、ウィルスまでは想定外だったが、何かそういう障壁が立ちはだかり、担当する番組や企画が突然終了。そんなことがたびたびある。終わり方がきれいな番組などそもそもありはしないが、それにしてもデジャブのように繰り返されるのは、私が使い捨て要員だから?

 

「私の番組」って勘違いしちゃいかんぞ、と。

 

所詮、平場の雇われディレクター。支障があればその都度リセットされるんだ。代わりはいくらでもいる。

 

担当Pは「とても面白くて、終わらせるのは忍びないんです。ヨシムラさんには何の落ち度もありません。また、情勢が良くなったら是非またお声がけさせていただきます」

なんてことを言ってくれるけどもね、それは社交辞令であって、情勢が良くなった試しはないし、多少良くなったところで再び声がかかることってまずない。

 

ひとつ終われば別のところで次が始まる流れに乗って、これまで何とかやってこれた。しかし今後はどうかな。

コロナは長引きそうだし、経済が冷え込んで、番組制作の現場はジリ貧。

そして何より、こんなふうに、いつも最後は悔しさを味わうことになる現場が、だんだん嫌になってきている。若くなくなってきたからかもしれない。

 

このままではまずい。本当にまずい。コロナのせいっていうのは簡単だけどね。

 

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