のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

大橋トリオ「トリオ2」熊本公演

もう2日経ちました。けっこう多忙だった先週末、2月以来のトリオLIVE、幸せでしたー。この上なく幸せな時間でしたー。「至福」ってこーゆーことを言うのですね?そうなのですね?あぁ音楽って素晴らしい。大橋トリオ、ブラボー!(ひとしきり言わせて!)

会場のBATTLE-STAGEは去年の同じ頃コトリンゴさん交えた大橋コトリオと同じ場所。BATTLE-STAGEに椅子を並べてのLIVEってあの時が初めてでしたよ、ええ。で、整理番号はあったものの並ぶなんてことはなく、時間になったら三々五々階段登って開場に赴くとゆー、イマドキのLIVEにはないようなシステム(?)で、さすが大橋トリオ、大人LIVEだなぁーと意味不明な感慨を持ったりしたわけだが、今日び地方でもすっかりメジャーになっていた大橋トリオ、今回はキッチリ会場前に並びました。

で、まぁー今回も椅子席なんだろーと思い込んでたんだけど、なーんと会場に入ったら椅子が、ない!
「椅子ないんだー!」と思わず声上げた私を何人かの若者が振り返って見ましたよ、「何だこのオバサン、ライブハウスに椅子あるわけないじゃん」って思われただろうな、きっと。いや、そうじゃないの、ライブハウスに椅子がないのはわかってるけど去年コトリオの時はここでやった時は椅子があったのー、とライブハウスの中心で叫びたい感じ(←ウソです)。

ま、そんなわけでいつものロック的なLIVE参戦の雰囲気でございます。いつも通りトリオLIVEは妙齢のきれいなお姉さんが多いです。私の斜め前のお姉さんたちなんかビールのアテに柿の種食ってます。・・・・かかかか柿の種ぇぇぇー??? 大橋トリオ開演前に柿の種ぇぇぇー???

ま、いいです、いいんです、時間帯的に小腹も減りましょう。しかし私にはできません。柿の種は好きですけどトリオの前には・・って、もうこの話は、いいですね?

ライブ開始。今回は大橋氏と前回コトリオでも組んだドラムの神谷洵平さん(この方、若いのにドラムテクはんぱないっす、スゴイっす)、そしてBassは今回初めて組んだらしいクオシモードの須長さん。この方がまぁーイケメンで(笑)。本人はサッカーの小野伸二似と言われるらしいですが、むしろ玉木宏とかそのライン。クオシモード、聴き込みたいと思いました。試聴したところではお洒落なジャズバンドでカッチョいい感じ。

で、ライブですが、いつもながら素晴らしいー。あくまで地方で見れる範囲で、ですが、いろんな編成で大橋トリオのLIVE見てきて、今回の3人編成は本当に好き。大橋トリオはこのトリオで固定になってもいいけど、みたいな(笑)。

セトリは例によって覚えられず、1曲目がA BIRD、2曲目がThe Music Around Me、あーその後は書いたところで順不同になるので書きません、どこかで教わったら後日アップしたいと思う所存ですが、くだんの柿の種のお姉さんがバラードで泣く泣く、もぉー嗚咽せんばかりに。わかるよ、その気持ち。しみるよね。しびれるよね。大橋トリオ、いいよね(泣)。

トリオさん曲間のMCで「前回椅子あったけど、椅子ないだけで全然(ノリが)違う!熊本の人は、立ってて下さい!」って言ってました。数年前、セカンドサイトの屋上でやった時の盛り上がりがすごくて「熊本のお客さんはどこより元気」という印象を持ってたんだけど、去年のコトリオ(椅子席)では盛り上がりが「そうでもなくて」拍子抜けした、という経緯があったようです。そうです、熊本の人は立ってるとメッチャ元気なんです(たぶん)。たしかに良かった、大橋トリオはスタンディングに限りますよ、ええ!(今宵の福岡LIVEは椅子席だったらしいけどね)

アンコールではトリオさんが1人残って「生まれた日」を弾き語り。この歌詞。この歌のやさしさ、強さ。2月にも聴いたと思うんだけど、あの時感じたのとは違う思いがこみ上げてきた。それはやはり、3月の震災を経たせいなんだろうなと思う。すごい歌。

大橋トリオはやっぱいいなー。神谷くんのドラムもキレてたなぁ。彼のバンド「赤い靴」のアルバムも楽しみ。須長さんのクオシモードももちろん聴くよ。こういう広がりって何だか楽しいな。