のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

のりしろと脚注のはざま

のりしろとのびしろは似てるけどだいぶ違う

「やわらかい手」の伝説の女神

映画の話が続きますが、今回は「やわらかい手」。

悪友からメールが来て「『やわらかい手』観た方がいいよ、詳しくは言わないけど。割引券あげる。今週末までだよ!」と熱くプッシュするのです。
前評判は聞いておりましたし、是非観たいとは思っていたけど、上映が朝10時半からと、夕方の2回だけ。夕方はちょっと都合つかず、行くなら朝なんだけど、朝から観ても大丈夫か?「やわらかい手」。

と、なんか及び腰な感じで出かけていったわけですが、・・・・いや〜良かった〜 、いや〜〜ホントに良かった〜。
うわさ通りでしたよ、すんばらしい!(感動の嵐)

いろいろ申し上げてもアレなんで、まだご覧になってない方、劇場公開終わってる地域の方、DVD出たアカツキには是非観て下さいませー。

たらればの話ではありますが、もしマリアンヌ・フェイスフル扮する主人公と同じ立場だったら、 彼女と同じことをするか?・・・・と考えた時にですね、私は、するかもしれないと思いました(爆)。
で、それなりにワザを磨き研鑚に励むかも、んで、生き甲斐っていうか、使命感とか働く喜び(?)を見いだすかも。←ってオイ!(^^;)
・・・・あれが「日本式」なんですねぇ。
ま、あーいう場所の「やわらかい手」は必ずオバチャン、ってこたァないと思いますが、意外とああしたパート労働も、あるのかもしれません。


ところで、主演のマリアンヌ・フェイスフルは、 ミック・ジャガーの初期の恋人として有名な伝説のミューズでございます。

ワタクシ彼女が主演した「あの胸にもういちど」って映画を リバイバル上映で観たことがありますが、 そりゃーもー可愛かったです、スタイル良くて。

黒革のジャンプスーツで恋人アラン・ドロンの元へとバイク飛ばして行くわけよー。 ほぼ、全編それだけの映画なんです、彼とのあんなことやこんなことの回想が入りながら、本流はひたすらバイクを駆るマリアンヌ。
もちろん、ジャンプスーツの下はハダカですよーw
・・・・やる気まんまんなんですよ!ヽ(´〜`; ォィォィ
「あの胸にもう一度」でのマリアンヌ・フェイスフルのカッチョイイ姿が、「ルパン三世」の峰不二子のモデルになったっつーのはけっこう有名な話ですね。

そんなマリアンヌ・フェイスフルも今や61歳。もともとハンガリーの貴族出身の彼女。大叔父は「マゾ」って言葉の元になった「毛皮のヴィーナス」の著者・マゾッホ男爵です。「ドM」のルーツですよ、まさに。
その後、薬物中毒で廃人になりかけたり、 一時期ホームレスになったりと「いつみでも波瀾万丈」に出たらマジでヒク生きざま。

奇妙で生真面目で誇りを失わず、どこか可愛い「イリーナ・パーム」をリアルに演じられるのは、そうした背景を持つマリアンヌ・フェイスフルだからこそ、なんでしょうね。